JR武蔵野線の越谷レイクタウン駅に「きっぷってなに?」というのが貼り出されたという記事をみました。

なんでもSuicaやPasmoが普及したおかげで、きっぷの使い方をしらん若者が増えたんだとか。「時代やなー」と感じる瞬間です。

そこで今回は、「きっぷってなに」かを、きむら流に解説しましょう!というわけです。

まずひと言にきっぷといっても種類があります。今回越谷レイクタウン駅で貼り出された「きっぷ」は、「普通乗車券」の中でも「片道乗車券」と呼ばれるものだと思います。

ふつー、遠出でもしない限り、電車に乗るときに必要なきっぷはこれです。

JR東日本だと、緑の券売機で買うとオレンジ色、みどりの窓口で買うと青色の、あのきっぷです。

←wikipediaより、JRの券売機

きっぷを買うとき、たとえば新宿から渋谷へ行くとき、券売機の上にある運賃表から渋谷を探し、表示されている150円を券売機に投入し買うわけです。(と、ここまで書いて、念のため新宿→渋谷の運賃を調べてみたら160円だった。そういえば消費税が8%になったときに運賃が上がったわけですが、自分も相当きっぷを買っていないなと実感しました。)

ただ、ここで買ったきっぷは新宿から渋谷にいくためのきっぷではありません。

「新宿から160円(ここで何事もなかったかのように訂正)かかるところへ行くためのきっぷ」です。だから中野でも池袋でも四ツ谷でもいいわけです。

ただし、新宿から途中で降りてしまったら、たとえば新宿のひと駅となりの代々木で改札をでてしまったら(もったいねぇ)、そのきっぷはもう使えません。これはもう覚えるしかないのですが、片道100km以下しか乗らない場合とか大都市近郊区間しか乗らない場合とかは途中下車できないルールになっています。

←©JR東日本

「大都市近郊区間」と専門用語が出てきましたが、関東で言えば、北は上越線の群馬県水上・宇都宮線の栃木県黒磯。西は中央線(正確に言えば篠ノ井線)の長野県松本。南は伊東線の静岡県伊東までの区間が大都市近郊区間です。だからざっくり言えば、関東地方の外まで電車に乗らない限りは途中下車できない、というわけです。

そう書くと「大都市近郊区間」って利用者に不利な制度に聞こえるかもしれませんが、メリットとしてはどんなルートを通ったとしても最短距離で運賃が計算されます。つまり、一番運賃が安いルートで計算されるわけです。

たとえば、新宿から赤羽に行く場合、埼京線に乗るつもりできっぷを買い、ホームに降りたらちょうど湘南新宿ラインが入ってきたとしましょう。

新宿から赤羽まで、埼京線と湘南新宿ラインは別ルートを走ります。駒込や王子の方を経由して赤羽を目指す湘南新宿ラインの方が遠回りなわけです。

ちなみに2路線の所要時間の差はだいたい2・3分。

それでも「大都市近郊区間」ですから、湘南新宿ラインに乗ったのに、埼京線で乗った場合の運賃で計算されます。

 

さて、これ以上書くと、どんどんマニアックな方向に行きそうなので、今回はここで筆止めします。

お粗末さまでした。