きのうは2019年9月13日金曜日でした。そう、「13日の金曜日」です。13日の金曜日というとジェイソンのイメージが強いですが、元を正せば、キリストが処刑されたのが13日の金曜日です。

いらすとやより、十字架。キリストはいつかははっきりしないが西暦30年頃に十字架にはりつけにされ公開処刑された。

ただこれはかなりビミョーな話しらしくて、聖書でキリストが処刑された日が明記されているわけではないそうです。欧米では「13」が忌数字(日本では「4」「9」が忌数字)とされており、近代になって無理やりこじつけたという話しもあります。なにはともあれ、キリスト教の話しです。キリスト教と言えば、聖書、人類愛、クリスマスという単語が浮かんできますが、きょうはキリスト教の負の側面の話しです。まずキリスト教は「イエス・キリストが作った宗教」と思いがちですが、キリストはキリスト教を作ったつもりはなかったはずです。彼はあくまでユダヤ教徒でした。しかしキリストが起こした数々の奇跡をキリストの弟子たちが広め、「キリスト教」という宗教団体になっていきます。

wikipediaよりキリストのモザイクイコン

キリスト教はローマ帝国内で次第に広まっていき、いまから1700年前(西暦313年)にコンスタンティヌス帝によって、公認されます。そして調子に乗ったローマ教会が、政治に口を出してくることが増えます。その後ローマ帝国は首都をローマからコンスタンティノープル(現在のトルコ・イスタンブール)へ移し(ローマ教会がうるさいから)、さらに東西に分裂します。ローマ帝国は衰退していきます。

日比谷公園の噴水。水は大切。

また、科学技術も衰退します。例えば、水道の技術がなくなります。歴史の教科書で、「古代ローマ帝国には水道が整備されていた」ということと「中世ヨーロッパでは水道が未発達だったので、ペスト(感染症)が流行った」という相矛盾することを習いますが、原因はキリスト教が水道を破壊したからです。なぜ破壊したのかといえば、キリスト教では聖書が一番重要であり、そこに書かれていることが全てだからです。水道は聖書には登場しません。だから破壊されました。その結果、ヨーロッパの諸都市は大便や小便で溢れかえります(その結果、ハイヒールや日傘が登場した)。

いらすとやより、ハイヒール。大便を踏まないように、できるだけ地面と接する部分を少なくするため開発された。

さらに地球は球体ではなく平面であり、神のために戦うことを強いました。その戦いが十字軍の遠征(これでイスラム教との仲が悪くなった)であり、ドイツ三十年戦争(ドイツを舞台にカトリックとプロテスタントが30年に渡りだらだらと戦った。悲惨なのは戦場に住んでいた農民たち。意味もなく次々と殺された。)の原因にもなりました。宗教は心の支えになることは否定しません。また現在の欧米や日本の法律の基本的な考えとなっている部分に、キリスト教の影響が大きくあることも無視してはいけないでしょう。しかし人間としての基礎を支える宗教だからこそ、いったん暴走すると歯止めが効かないという危険性があります。

道路は余裕を持った通行を。

さてそこから話しは少し逸れますが、最近あおり運転だとか、クレーマーだとかが問題になっています。東名でエアガンを撃った輩が出頭したとニュースでやっていました。それらは、心の問題だと思います。もはやあれは信念でしょう。「自分の考えが否定された、徹底的に攻撃してやる!」というのが、問題行動に結びついています。宗教に比べれば一個人の心の問題なので、ずいぶん小さい話しではありますが、それってなにか宗教の持つ負の側面を一人で体現しているように見えます。宗教の争いが怖いのは、相手が全滅するまで戦いが終わらないことです。またあるときは水道の技術を完全に破壊し、科学技術を衰退させました。あおり運転やクレームをやたらとつけてくるひとたちは、その先になにを見ているんでしょうか。決していい結果にならないということは歴史が教えてくれます。